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血栓

無症候性脳梗塞では、血栓があるのになぜ症状があらわれない
のでしょうか。1つには、血栓があまりに小さいとか、また、
できた場所にもよるでしょう。それに血栓は絶えずできては消
えるため、一過性のものもある、と考えるころができます。
血栓は30代くらいの若い年代のうりから発生する可能性があ
りますが、それが脳血栓として顕在化せず、また脳梗塞へ進ま
ないですむのは、血栓を溶かす作用が働くからです。
血液には凝固する作用とその凝固を抑制する作用があります。
凝固を抑制する作用とは、出血を止めるために固まった血の塊
(血栓)が溶かす働き、と解釈するとよいでしょう。なぜ、凝固
抑制作用が利かなくなることがあるのか。一時的とはいえ、血
栓が大きくなりすぎたために溶けにくくなる、という側面もあ
るでしょう。が、血栓が大きくなるということは、それだけ凝
固を抑制する能力が低下していると解釈できます。つまり、通
常なら正常に働く作用そのものが低下し、機能しなくなったと
考える出来なのです。なぜ能力そのものが低下するかは、血管
を含めて血液の状態そのものが悪くなった結果というべきでし
ょう。血栓ができても、それが自然に溶けず、どんどん大きく
なってしまうということは、血液の性状や血管の状態がきわめ
て悪いことの証拠といえます。血液の粘度は高まり、血液自体
が固まりやすくなっているはずです。