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薄毛治療は病気も防ぐ

薄毛の男性という言葉から想像するその外見は、小太りで、ぽっこりとおなかが出た、といわゆるメタボ体系でしょう。この薄毛とメタボの同居は、単にイメージだけではなく実像であるようです。
最近、男性型脱毛症の人たちは心臓の病気、糖尿病、前立腺肥大、さらに前立腺がんなどを引き起こすリスクが高いことがわかってきました。
35歳未満の早期に起こってくる男性脱毛症は、インスリンの働きが低下するインスリン抵抗性(糖尿病の前段階)の発症の指標になることも報告されました。
インスリン抵抗性を持つ人は時間の経過とともに、肥満、高脂血症、さらに高血圧などの生活習慣病を合併してきます。男性型脱毛症を引き起こす物質は男性ホルモンであるテストステロンが毛根の5-aリダクターゼという酵素により変化したジヒドロテストステロン(DHT)という物質です。テレビのCMでおなじみの男性型脱毛症の治療薬であるフィナステリド(プロペシア)は、この酵素の働きを阻害してDHTを減らし、男性型脱毛症の進行を抑制します。男性型脱毛症が生活習慣病や前立腺の病気の発症のリスクファクターであるので、プロペシアの投与は薄毛の改善のみならず、生活習慣病の改善にも繋がる可能性があります。事実、30歳以前に発症した男性型脱毛症の患者さんたちにプロペシアを1年間等よすると、これらの患者さんの糖代謝やインスリン抵抗性が改善したことが報告されています。
このように男性型脱毛症は単に外見上の問題ではなく、生活習慣病や前立腺肥大・がんの発症と関わっていることがわかってきており、身体の内部からの男性型脱毛症の治療は健康維持にもきわめて重要であるといえます。薄毛治療は実は、メタボ治療でもあるのです。http://www.vowbow.com/

睡眠時間

睡眠時間が短いと早死にする、などという健康常識が誠しやかに伝わ
っていますため睡眠時間は1日8時間がベストということを思い込ん
でいる人も多いのではないでしょうか。
人間の自律神経には2つの神経があります。活動を司る交感神経と、
リラックスを司る副交感神経です。交感神経が働き過ぎると、緊張が
とれず血流は悪化し、万病のもとといわれる活性酸素も発生すること
がわかっています。
現代人の体調不良の多くはこの交感神経の過剰な緊張によるという説
もあるほどです。もうひとつの副交感神経は活発に働くと血流がよく
なり、胃腸の働きも向上します。
リンパ球も増えて免疫力もアップします。もちろん、副交感神経ばか
り働けばよいというわけではありません。副交感神経の働きが過剰に
なればだるくなって無気力、うつ状態へと陥るので、要は両者のバラ
ンスが重要ということなのです。
現代生活では交感神経緊張過多となるケースが多いのは事実です。そ
んなわけで現代人の弱点でもある副交感神経の働きの衰えを最も活性
化するのが睡眠なのです。睡眠時間の副交感神経はお風呂に入るとき
や趣味に打ち込んでいるときよりも確実に活発に働きます。ただし、
だからといって睡眠が長いほどよいというわけではありません。
肝心なのはその質であって時間的に短くても深く眠れていれば問題な
いのです。つまり、睡眠の長さ×睡眠の深さにより睡眠の質は決まり
ます。短時間睡眠でも深く熟睡するとよい、ということになります。
なお、アメリカのサンディエゴ大学の研究によると、7時間睡眠の人
たちが最も死亡率、発病率が低いといいます。また睡眠の時間帯も質
と深く関わってきます。実は、副交感神経の活発化と成長ホルモンの
分泌が盛んに行われる時間帯があります。それが午前1時から2時の
間です。
成長ホルモンはガン化しかかった細胞の修復をはじめ、体内のさまざ
まな箇所の修復を行います。病気の予防・改善にはこのホルモンが欠
かせないため、副交感神経の活性化とあわせて午前1時から2時の間
は眠っていることが好ましいのです。できれば、夜12時前に就寝す
るようにしたいものです。